2023/03/19
匠と名乗らん
道具を使うけれど、手作業で人を唸らせる程の物を創り出す人を”匠(たくみ)”と呼ぶと思っていた。もちろん、これは他人からの敬称だと捉えての話だ。元々は、特定の職人(大工)をそう呼んでいた様だが、自ら”匠”と名乗って良いものか?「私は、”匠”だ。」何か少し、おかしいような気がする。有名な和菓子店が、”菓匠”を店名に被せている。これは、手に技術を持った選りすぐりの職人が創った菓子しか販売致しませんと言う事でしょう。しかし、創り出したものを評価するのは、お客様のような気がしますが。多分、自らの自尊心から名乗られているので何とも言えませんが、私たちの技術は他に引けを取らないと、自らを鼓舞しているのでしょうか?他人から褒められたとしても、自ら同じ言葉を発してしまえば、その意味は大きく変わってしまうような気がする。蕎麦屋の名前が”匠”。蕎麦粉100%で腰のある極細麵。確かに、”匠”の手による作品だ。極上の旨い蕎麦になっている。でも、店名にまでした”匠”は、自尊心を裏返した覚悟なのでしょうね。やはり、この言葉は他人からの拍手であってほしい。これは全て私の戯言だが、いくら他人より秀出ていても、謙遜の意識を忘れない一人の日本人で居たい・・・
コメント
おっしゃる通りでございます。
紹介でその様な呼ばれ方をしてしまい
それを良しと受け止めての振る舞いかも
しれませんね。
日本人たるもの、謙遜を忘れてはいけません。
2023/03/19 18:49 by 玲子 URL 編集
Re: おっしゃる通りでございます。
違和感を感じていたので そのまま 書かせていただきました。
さして 重要な事では ありません。 秋
2023/03/19 18:54 by 秋(aki) URL 編集
春ですね
世の中の変化が、言葉の持つ意味合いや、人の価値観まで変えてしまっているのかも知れません。
恥じらいや謙遜の思いは忘れたくないですね。
2023/03/20 11:35 by 風花(かざはな) URL 編集
Re: 春ですね
2023/03/20 16:05 by 秋(aki) URL 編集